支える教育
本校では『生徒指導』ではなく、『生活指導』という呼称を使っています。それは生徒に対する指導を、『学校での生活を支援する教育活動』と考えているからです。生徒一人一人が誰に言われるわけではなく、自ら品性ある行動ができるようになることを目指します。
担任6年持ち上がり制,スクールカウンセラー,『マナーアップ滝』,クラブ活動,長月祭(生徒会行事)
担任6年持ち上がり制
滝中学校では学年主任、担任、副担任から成る10名の学年集団の半数程度が高校へ持ち上がることを原則としています。
学習面は言うまでもなく、身体的にも、精神的にも最も著しい成長を遂げる6年間を、生徒一人一人の個性を把握した学年集団がしっかりとサポートします。
スクールカウンセラー
思春期、青年期という心揺れる時期を、心の専門家であるスクールカウンセラー(臨床心理士)もサポートします。
週に3回来校し、生徒だけでなく、保護者の方も面談を希望することができます。生徒の心の成長を、時には教員も交えて支えていけたらと思っています。
『マナーアップ滝』
これは生活指導部が近年掲げている目標です。本校では遠方からの通学者 も多く、道徳の時間を使い、登下校中や公共の場でのマナーについて教師からの一方的な注意ではなく、グループディスカッション、ディベート等を行い、自分の行動を客観的に見る機会を与えています。
そこには21世紀を生きる人間としてふさわしい品性と教養を兼ね備えてほしいという願いが込められています。
クラブ活動
滝中学校、滝高校では、それぞれ1年生でいずれかのクラブに登録します。クラブ活動を通じて体力や精神力を鍛え、助け合いの精神などを身につけることは人間としての幅を拡げることにつながります。今後、大学それに続く社会で求められる人間像は単に知識の量を多く持っている人間ではなく、身に付けた知識を活用して自らの周りの環境を主体的に変革できる人間です。そのためには、共同意識や協働性や共感できる力が培われていなければなりません。そのような心や力の育成にクラブ活動が果たす役割は大きいものがあります。滝学園はクラブ活動を大切な教育活動と考えます。
ただ、従来ややもすると「勝利主義」になり、生徒の生活のほとんどがクラブ活動に費やされてしまうケースもありました。私たちは、学習活動や学校行事やクラブ活動が一人の生徒の中に共存でき、その共存の割合は生徒自らが決定できることが望ましいと考えています。そのため、下校時間は年間を通して5時30分としました。また、学校休業日などの活動は年間最大60日までの活動としました。
長月祭(生徒会行事)
本校の学園祭は*『長月祭』という呼称で9月に実施されます。中学校の学園祭は『文化発表会』『体育大会』と別々の名称を使っていますが、最近では、文化発表会を高校の『長月祭』と共催にして、中高合同で実施しています。
生徒たちの自主的な活動を中心に計画されますが、中高一体の活動は、単に中高交流といった言葉で括れるものではなく、高校生と一緒になって企画・運営することが大きな経験となります。ここにも中高一貫・男女共学の長所が表れています。
*長月祭
2日間の文化祭(文化発表会)と、中高それぞれ1日の体育祭(体育大会)からなる長月祭は、日曜日の開催日をチケット制による一般公開日としています。滝中学、滝高校の受験を考えている生徒や保護者の方は当日に受付でお名前を書いていただければ、チケットが無くても自由に見学をすることができます。また、生徒の自主活動に花を添えるべく、3年おきにゲストを招待し、祭をさらに盛り上げています。
≪最近のゲスト≫
川嶋あい Mi UNDER GRAPH 鬼太鼓座 175R 東京03 TKO