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~軌跡と新しい展開

1)土曜講座の始まり

 平成14年度より実施された「学校5日制」にともない、土曜日の扱いを全職員と約1年をかけて議論しました。議論は年代別でも行うなど、全校あげての熱心なものになりました。その結果、奇数週の土曜日は学校開放日としてその日に土曜講座を実施し、偶数週の土曜日ついては生徒は休日で、教職員は勤務と決定いたしました。土曜講座の内容については、「学習講座」と「教養講座」という2本柱をたて、学習講座は、レギュラーの授業のフォローアップの講座や分野別・大学別などの、通常の授業では行いにくい講座を、主に滝の教員が開講することにしました。一方、教養講座は、大学の教員や(ちょうど、この時期、国立大学の独立法人化の時期で、国公立私立問わず大学の教員の高校派遣がしやすくなりました。)社会で活躍する同窓生等の講演の講座、校外での体験や活動の講座、実験や実習などの講座を考えてきました。それまで教科の「量的な指導」(試験の回数・課題・追試等)を得意としてきた滝の教員のとっては、ある意味「未経験な分野」の教育活動でした。当時言われだしていたキャリア教育や専門性のみならず広い横断的な知識を持つ生徒育成のフイールドとの位置づけで始まりました。そしてそのキャッチフレーズは、現在でも通用する「T型人間の育成」(滝のTともかけて)でした。 

2)土曜講座の位置づけ

(1)土曜講座の目的

  •  青年期(13歳~18歳)に各学問分野の遠景を見せることの重要性(火種の創造)→好奇心を刺激し、新たな発想を育む(→内的動機付け)
  •  本物・一流の人間や物が与える感動に接する。(→主体的な活動へつなげる)
  •  総合的・有機的「知」の体得の基礎作りにつなげる。(→合教科型)

(2)目標 

「4つの言語」と「4つの分野」への刺激 

(1)土曜講座を通じて「4つの言語」の獲得に刺激を与える。

● 日本言語

世界に誇る日本人の感性の獲得

● 国際言語

英語でのプレゼンテーション能力の養成

● 論理的言語

筋道を立てて、問題の発見・分析・解決ができる技法

● 情報言語

情報の持つ意味の獲得

音楽や映像・舞踏などのもつ情報力の認識

(2)土曜講座を通じて「4つの分野」の理解に刺激を与える

● 国際交流への入口

● 環境への理解

● 福祉活動への参加

●  科学(自然・社会)の理解

3)新しい土曜講座を目指して~新学力への対応として

(1)土曜講座が残したもの

 現在の滝学園の教育を語る時、土曜講座は外せないものになっています。雑誌や新聞の滝学園に関する記事でも土曜講座が取り上げられる事が多くなっています。また、「これからよりアカデミックにして欲しい」との外部の声も多数寄せられています。
 5年後の「新テスト・新入試制度」が現実味を帯びてきた今、実施している私たちは、「外部の評価に耐えられる土曜講座になっているか」「当初の目的からずれていないか」の検証をする時期に来ています。土曜講座運営のノウハウは他校にはないものになっています。また、生徒の登録方法も完成度の高いものになっています。これらはこの10年以上におよぶ学園の貴重な財産です。

(2)新しい土曜講座とロゴマーク制定

元マーク

土曜講座の開始から10年あまりを経た現在、経済界をはじめとして社会からは「π型人材」の育成が学校教育に求められるようになりました。「π」の横棒は現状を改革していくための「イノベーション能力」、縦棒は「グローバル人材」として必要な「専門性」を表しています。「専門性」もひとつではなく、複数必要だとされています。「T」から「π」へ、私たち教育者にも変革が求められています。

 「T」から「π」へ、そしてその先へ、社会の負託に応え得る生徒をいかに育てていくのか、私たち土曜講座委員会の教員は考えました。そして生まれたのが、横に示したロゴマークです。

「T」から「π」へ、そして「元」へ、私たちの理念は進化しました。私たちは「π」の、向かって左側の足をグローバル社会で活躍するための専門性、右側の足をグローバルな視点を備えつつ地元の発展に貢献できる、「グローカル」な専門性としてとらえます。地元に腰を据えて「グローカル」に活躍できるように足を少し右側に伸ばし、跳ねを加えました。すると数学の記号である「π」から「兀」(コツ・ゴツ)という漢字に変わります。「兀」は人の姿を表し、「山などの、高くて平らなさま。」を意味します。また、「あやうい。安定しないさま。動揺するさま。」という意味もあります。この危うさを回避するためには、基礎学力が不可欠です。私たちは「豊かな知識や能力」を備えた頭(横棒)を一本加えて強調します。それが「元」という漢字で、完全な人間の姿を表します。

私たち土曜講座委員会は、確かな基礎学力を備え、革新の気概に満ち、専門的な教養にあふれる「元」を、育てるべき理想の生徒像と考えます。そしてこの理想の実現に寄与する講座づくりを目指します。土曜講座を通じて「元」気いっぱいに、「グローバル」に、そして「グローカル」に活躍できる生徒を育てたい。その思いが創立者、滝信四郎先生の精神とともに、このロゴマークにこめられています。

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